どうなってるの,日本のCOVID-19対策

またCOVID-19について考えてみます.

 

  1. オミクロンに対するワクチンは本当に要るのか
    何度も繰り返しますが(*_*;,たしかに変異はどの方向にも変異します.しかし生き残る…つまり進化する方向は基本的に決まっています.これは哺乳類などの動物もウイルスも同じですが,span(かかる時間)は大きく変わります.COVID-19にとって生き残る方向(進化する方向)を考えてみると,感染力が上がり,潜伏期が短くなり,病原性が減り,ワクチンが効かない方向です.実際従来株からデルタ,オミクロンとなるにつれてそのような方向に変異してきました.生物学の常識の通りです.
    ファイザーがオミクロンに有効なワクチンを作っているそうです.それが完成し,広く接種が行われれば,そのワクチンが効かない方向に進化していきます.そのspanは非常に短いので役に立たなくなります.最初の頃の株は重症化する可能性が少しだけありましたから役に立ったと思いますが,今後のワクチンは不要になります.

  2. 潜伏期
    オミクロンの潜伏期は2~3日となっています.初期に14日くらいだったものがデルタで5日くらい,そしてオミクロンのそれです.長い潜伏期の時期に発症の2日前から感染させる可能性があるといわれていたのに,2~3日の潜伏期のオミクロンが発症の2日前から感染させるとはとても思えません.うつされた瞬間から次の人に移すことになってしまいます.おそらく1日前からと考えれば十分でしょう.

  3. 濃厚接触
    Aさんが0日にCOVID-19を発症したとします.Aさんは-1日から次に感染する可能性があります.BさんはAさんと同じ職場で毎日一緒に働いています.Aさんは0日に運よくPCR検査をやってもらい陽性でした.Bさんは+1日に濃厚接触者と言われました.しかしBさんは-1日にすでにAさんからうつされています.そして潜伏期2日で発症したので濃厚接触者と言われた+1日に発症しました.こんなにスムースに検査したとしても,どう考えても濃厚接触者という考えは役に立ちませんよね.濃厚接触者という考えはやめてしまいましょう.

  4. どうなってるの?
    大昔から起こってきた他の新型ウイルス(今の既存ウイルス)と同じことが起こっていて,歴史が繰り返されています.繰り返して述べてきましたが,もともと子どもたちにとっては普通の風邪引きであるわけですから,休校,休園したり,ワクチンをうったりはやめませんか.他の様々な風邪ウイルス同様,子どもたちはきっと大人になるまでのどこかで無事に感染してくれるに違いないわけですから,将来爺さん,婆さんになったからと言ってCOVID-19に苦しむことはありませんよ.